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宮津城本丸御殿の玄関
愛宕神社は延宝八年(1680)に宝生寺の裏山から現地に移ったと伝えられています。本殿は切妻造り、明治29年の建物で、拝殿もその頃に本殿に付加されたとみられます。
拝殿には「平四つ目結」の紋所がついていますが、これは江戸時代初期の宮津藩主であった京極家(きょうごくけ)の紋所です。
伝えによれば拝殿の建物は旧宮津城本丸御殿の玄関であったということで、建物の木鼻や実肘木などからすると江戸時代初期の建物といえます。
今では数少ない宮津城の建物として大変貴重なものです。